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同紙によると、その組織「アル・カルサ」( al-Kharsa )に入った欧州人は、シリアにある秘密キャンプで厳しい特訓を受け、本国に戻る。特訓では、爆弾の組み立て方を教えられ、思想注入が行われる。
捕虜の戦闘員はクルド人民兵組織の尋問で「アル・カルサ旅団での教育期間は7ヶ月。訓練を始めるのが20人でも、修了するのは5人だけ。その後、彼らは欧州に戻り、テロを行う」と述べる。
捕虜はこのプログラムに加え、組織には欧州にいる潜在的なテロリストと協同するための特別センターが存在するとして、「時には外国人がシリアにやってきて、特別ミッションのため訓練を受ける。その後、彼ら自身がテロを起こす」と語った。
タイムズによると、捕虜がダーイシュにいた2年半で、ドイツやフランス、ベルギー、英国出身で、成功裏に訓練を終えた戦闘員がおよそ50人いた。
捕虜によると、この秘密組織こそがパリやブリュッセルで起きた攻撃のためにテロリストを要請したのであり、現在も新たなテロを計画している。
これより前、過激派組織ダーイシュ(イスラム国、IS)のシリア・ラッカで殺害ないし捕虜になった戦闘員の妻らがロシアRTに、組織での生活、もしくは抑圧と暴力、逃亡不可能性を語った。