ウクライナへの軍事供与は今週末までに再開＝米上院情報委員会

米議会の上院情報特別委員会のマーク・ウォーナー委員長は、CBSのインタビューに対し、米国は今週末までにウクライナへの軍事供与を再開する可能性があり、その中にはATACMS戦術弾道ミサイルも含まれると表明した。

ウォーナー氏は、20に下院で可決されたウクライナ支援に向けた追加予算案について、23日から24日にかけて、上院議員らが承認し、バイデン氏の署名を求めて提出すると示唆した。

「大統領が署名すれば、週末までにはこれらの物資が輸送されると期待している」

ウォーナー氏は、法案では、ウクライナにATACMSを供与するよう大統領に明確に指示していると言及し、物資に長距離兵器が含まれるかとの質問に肯定的に答えた。「私の知る限り、政権はここ数カ月間、ATACMS供与に向けた準備を進めてきた」と同氏は述べた。

2023年10月、ロシアのプーチン大統領は、ATACMSのウクライナ供与は米国側の一連の過ちのうちの一つであると呼んだ。プーチン大統領によれば、ATACMSのような兵器は新たな脅威となるが、接触線上の状況を根本的に変えることはできないという。