イスラエルへの報復は「限定的な警告」＝イラン国防相

イランのアシュティアニ国防相は26日、上海協力機構の国防相会合に参加したなかで、先日のイスラエルへの報復攻撃を「限定的な警告」と位置づけた。イランのタスニム通信が伝えた。

「イランによるシオニスト政権（編注：イスラエル）への報復は、限定的な公然の警告だった」

4月初旬のシリアのイラン公館爆撃を受け、イランは14日、報復としてイスラエルを大規模攻撃。ミサイルやドローンを一斉に放ったが、被害は限定的だったとみられる。これに対して19日、今度はイスラエルがイラン領をドローン攻撃したが、こちらも大きな被害は伝えられていない。

いずれの報復も象徴的なもので、エスカレーションを防ぐための警告だったとの分析のほか、戦争になった場合に備えた威力偵察だったとの見方も広まっている。