韓国海兵隊、黄海で臨戦態勢をとるよう命じられる

© AFP 2023 / Jung Yeon-Je韓国海兵隊、黄海で臨戦態勢をとるよう命じられる
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韓国海兵隊司令官リ・サンフン氏は黄海の北朝鮮との係争境界線上の二島周辺で完全な臨戦態勢を維持するよう命じた。

聯合通信によれば、司令官は月曜、マリドおよびウドの両島の海兵隊部隊を訪れた。両島は「北方境界線」上にあり、北朝鮮はこの境界線を認めていない。

司令官は「前線で最も複雑なポイントに勤務していることを誇りに思え」と兵士らを激励し、「海兵隊の士気を高め、最高度の臨戦態勢を維持するように」と命じた。

南北の軍事境界線は陸上では定まっているが、黄海には両者の合意する境界線がない。1950-53年の朝鮮戦争中の境界線制定作業では、海まで「手が回らなかった」。海上の境界線はのちに、朝鮮半島で国連の旗のもと戦った米国が、一方的に引いた。北朝鮮はこれを否認、独自の線引きを行い、今度は韓国がこれを否認した。結果、当該海域は、朝鮮半島周辺水域で最も危険な地帯となった。

この海域で2010年11月23日、この半世紀で最大の軍事的紛争があった。韓国の軍事演習で海に砲弾が発射されたことへの対抗措置として、北朝鮮が直接ヨンピョンドを砲撃、韓国兵士2人が死亡、17人が負傷した。

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