市場の余剰原油が予想以上に強く影響、IEAが2016年の石油需要予測を再度下げる

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国際エネルギー機関(IEA)は、以前発表していた2016年の世界の石油需要予測を日量10万バレル下げ、9560万レベルに修正した。IEAの各月の報告書の中で明らかにされた。これに関連し、アナリストらの間からは原油価格がさらに下落するリスクが高まったとの声があげられている。

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大手石油取引会社CEO「原油価格は今後10年、低いまま」
IEAの指摘では、1月の国際石油供給は日量20万バレル縮小した。その一方で需要は依然として上昇しており、日量およそ9650万バレルとなっている。しかも近未来では石油の余剰供給は、OPECが依然として原油採掘量の拡大を続けているために日量175万バレルにまで達する恐れがある。

IEAのレポートでは「市場が依然として石油過多の状態にあることを考慮すると、原油価格が短期的スパンで著しく上昇するとは非常に考えにくい。こうした条件下で価格下落の短期リスクが上昇している」と書かれている。

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