ロシア機墜落: 英国のマスコミ 機内で発生した可能性のある爆発に関与した人物の名前を公表

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英紙サンデー・タイムズは、政府内の独自の情報源の話として、英国政府は、シナイ半島で墜落したロシア機の機内で発生した可能性のある爆発に、シナイ半島を拠点とするテロ組織「IS(イスラム国)」の下部組織のリーダー、アブ・サム・アルマスリ容疑者が関与したとするデータを入手したと報じた。

サンデー・タイムズは8日夜、次のように報じたー

「テロ容疑者の名前が明らかにされた… 情報機関の指導部は、乗客乗員224人が乗っていた旅客機は、シナイ半島のISの下部組織によって組み立てられた爆弾によって破壊されたと考えている。下部組織のリーダー、アブ・サム・マスリ容疑者はエジプトの説教者で、昨年シリアでISと合意を結んだ。

ロシア機墜落事故に関する調査委員会 公式声明に立脚するようメディアに呼びかける - Sputnik 日本
ロシア機墜落に関する調査委員会 公式声明に立脚するようメディアに呼びかける
ホワイトホール(英国政府)の報道官は週末、マスリ容疑者が『調査の関心を呼ぶ人物』であることを確認した。英国は、テロリストの拘束あるいは排除に関する任務で、エジプトとロシアを支援できるだろう。なおこのような行動は、英国の特殊部隊SASをエジプトに配備することを必要とする」。

サンデー・タイムズによると、マスリとして知られる人物が、ロシア機の墜落で犯行声明を表した。4日、マスリ容疑者の声明動画がインターネット上で公開された。同じく4日、英国のキャメロン首相は、エジプトとの航空便の運航停止と、シャルム・エル・シェイクからの英国市民の避難を命じた。

先に英国政府は、様々な情報源から得たデータが、ロシア機墜落の原因は爆弾であることを物語っていると発表し、その後、ISによる犯行だとする説について、可能性が高いと発表した。

ロシア機墜落の調査委員会の委員長を務めるアイマン・モカッダム氏は先に、ロシア機墜落の原因について専門家たちはまだ結論に達しておらず、情報収集を続けており、あらゆる説を検討していると発表した。またモカッダム氏は、メディアに対して調査の公式声明に立脚するよう呼びかけ、匿名の調査関係者の情報は信憑性がないと指摘したほか、事故に関する情報を持っている全ての人々に、情報の共有を呼び掛けた。

先にロシアのペスコフ大統領報道官は、英国が未だにロシア機墜落に関する情報をロシアに伝えていないと発表した。

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