車いす女性はホームから転落、特急にはねられた

© AFP 2023 / Kazuhiro Nogi救急車 日本
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24日午後9時45分ごろ、津市久居(ひさい)新町の近鉄名古屋線・久居駅で、電動車いすに乗った三重県度会町の無職の女性(35)がホームから転落し、通過した賢島発近鉄名古屋行き特急電車(6両編成)にはねられた。

三重県警津南署によると、女性は意識の無い状態で津市の病院に搬送され、約1時間半後に死亡した。電動車いすは大破していた。

津南署によると、ホームに居合わせた人が、転落する女性を目撃した。転落に気づいた男性駅員(38)がホームにある非常通報装置を作動させ、運転士が急ブレーキをかけたが、間に合わなかったという。久居駅にホームドアはない。

この駅員によると、女性は1人でホームの上部階にある改札を訪れた。駅員が介助を申し出ると、女性は「ホームまでは1人でエレベーターで降りられる。ただ、乗車の際はスロープを敷いてほしい」と申し出た。駅員はホームに下り、女性がどの電車に乗るか分からなかったため、スロープを準備して女性から20~30メートル離れて待機していたところ、女性が転落する音に気付いたという。

電車の乗客60人にけがはなかった。事故により近鉄名古屋線は、三重県の近鉄四日市(四日市市)-伊勢中川(松阪市)間で上下とも約50分間、運転を見合わせ、約6200人に影響した。毎日新聞が報じた。

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