シリアでロシア軍機SU-24が離陸時に事故で乗員死亡 露国防省

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ロシア軍の戦闘爆撃機スホーイ24(Su-24)は10日、シリアのフメイミム空軍基地から離陸時の事故で、乗員2名が死亡した。ロシア国防省広報部が伝えた。

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同省は「(シリアの)フメイミム基地で10月10日、Su-24が軍任務のため離陸滑走後、滑走路から外れて大破した。乗員は脱出が間に合わず、死亡した」と発表した。

陸上での被害や損傷はなかったという。事故現場の報告によると、航空機の技術不良が原因である可能性が考えられる。

今回の事故以前に最後にロシア軍パイロットが死亡したのは2015年11月24日。トルコ軍の戦闘機F-16がシリアでの軍事作戦に参加していたロシア軍爆撃機Su-24を空対空ミサイルで撃墜したときのことだ。トルコ政府は同機がトルコ領空を侵犯したと主張したが、ロシア政府はこれを否定。同機はシリア領内に墜落し、機長のオレグ・ペシコフ中佐が地上から銃撃を受け死亡、航法士は救出された。この救出作戦の際、さらにもう一人のロシア軍兵士が死亡した。

2016年末には、シリア沿岸に展開していた空母「アドミラル・クズネツォフ」への着艦の際、数週間で2機、ミグ29K(MiG-29K)スホーイ33(Su-33)が甲板から飛び出し海に落下した。この時の2回の事故ではいずれもパイロットらは緊急脱出に成功し、救助隊により艦上に引き上げられ救出された。

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