日本政府 百歳の長寿を祝う「銀杯」贈呈を中止へ

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日本政府は、これまで100歳を迎えた市民に「銀杯」を贈ってきたが、この慣習を中止する考えだ。共同通信が伝えた。

当局がそうした決定を取らざるを得なくなった背景には、日本の平均寿命がかなり延びたことがある。昨年、日本では2万9千人以上が100歳を超え、予想によれば2018年までに、その数は3万9千人となる。

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昨年度、日本政府は「銀杯」贈呈のために、およそ2億6千万円を費やしたが、これは、国の予算にとってかなりの負担となっており、それが今回の見直しにつながった。

「銀杯」に代り、今後は何かもっと安価な贈り物にするか、いっそお祝いの手紙だけで済ませるか、現在論議が続いている。

100歳を迎えた日本市民に「銀杯」を贈る伝統は、戦前の1936年から続くものだ。なお「盃」とは、酒を注いで飲むための平たい小皿状の器である。この贈り物は、9月15日の敬老の日に、100歳を迎えた長寿者に贈られてきた。

日本の平均寿命は2014年の資料によれば、女性は86歳、男性は80歳である。

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