南米、ジカウィルス蔓延で2018年までは避妊の勧告

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ジカウィルスの感染ゾーンがラテンアメリカ全体で拡大の一途をたどっている。これをうけ、ラテンアメリカ諸国ではこれより2年間は妊娠、出産の計画は避けるよう勧告する政府が次第に増えている。

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ワシントン・ポスト紙の報道では、ジカウィルスが蔓延している国はエルサルバドル、ボリビア、グアドループ、パナマ、プエルトリコをはじめとする少なくとも20カ国に及んでいる。

中でも最も被害が大きいのはブラジル。すでに100万人を超える市民がジカウィルスに感染し、それによって引き起こされたと見られる小頭症の症状を抱えて誕生した乳児の数も4千人以上に達している。
小頭症の子どもは生まれながらに異常に頭部が小さく、脳の発達が不健全。成人がジカウィルスに感染した場合、症状は比較的軽く、軽い発疹、発熱があるほか、血管に痛みを感じることもある。

ジカウィルスが危険をもたらすのは主に妊娠中の女性で感染すると身体、知能に障害のある子どもが生まれる危険性が急激に高まってしまう。

コロンビア、ホンジュラス、エルサルバドル、ジャマイカではすでに女性たちに対し、妊娠の時期をしばらく遅らせるよう勧告がなされた。中でも最も厳格な禁止令をしいているのはエルサルバドルで、少なくとも2018年までの期間は妊娠、出産を回避するよう勧告がなされている。だが教会が避妊、産児制限を奨励しないカトリック諸国ではこうした禁止令をしくことは非常に困難。

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ジカウィルスは1940年代には発見されていたものの、人類にこれだけ現実的な脅威をもたらすようになったのはここ数ヶ月。ウィルスは蚊が媒介して拡散する。

最初にジカウィルスの感染例が診断されたのは米国。

ジカウィルスに対抗できるワクチンはまだ開発されていない。

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