北極域の海氷面積　過去最小に

北極域の海氷面積が、２年連続で過去最小を記録した。米国立雪氷データセンター（NSIDC）が伝えた。

NSIDCによると、北極域の海氷面積は２０１６年３月２４日の時点で１４５２万平方キロメートルとなり、前年の同じ日と比べて２万平方キロメートル減少した。

専門家たちも、北極上空の気温が昨年１２月から今年２月にかけて北極のほぼ全体で平均を２度から６度上回っていたことを明らかにした。

NSIDCのテッド・スカンボス主任研究員は、「北極は危機に瀕している。ここで起きているプロセスは、北半球全体の天候に影響するだろう」と述べた。