英インデペンデント紙、「タイタニック号」沈没の新説を語る

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当時最大の豪華客船タイタニック号の沈没の原因は、ボイラー室の火災である可能性がある。英インデペンデント紙(電子版)が英国のジャーナリスト、セナン・モロニー氏の主張として伝えた。

沈没の理由を30年以上研究しているモロニー氏の説によると、船が英南部サウサンプトンから出航する前から火災は起きており、数週間における消火の試みは徒労に終わった。高熱になり脆くなっていた船体の一部に、氷山との衝突で穴が空き、惨事につながった。

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モロニー氏はタイタニック号出航前に撮られた写真を分析し、氷山によって後に損傷する部分に煤の跡を発見した。専門家らは、煤の跡は、船のあるボイラー室の火災によりできた可能性が高いと確認した。

モロニー氏によると、タイタニック建造元は火災に気付いていたが、乗客から事実を隠しており、乗員にも火災について黙っておくよう命じていた。火災の結果、船体の一部が摂氏1000度ほどまで加熱されたことで、鋼材の強度が最大75%下がり、極めて脆くなった。氷山と衝突した航行5日目、船体は衝突に耐えきれず、巨大な穴が空いた。

このため、モロニー氏が主張するところ、氷山が1912年4月15日、1500人以上の命を奪ったタイタニック号の悲劇の唯一の原因だとは考えられない。

先に伝えられたところによると、1912年、氷山とぶつかり沈没した「タイタニック号」のロッカーの小さな錆びた鍵が英国でオークションに掛けられ、10万4000ドルで落札された。

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