金正恩第一書記の肥満は北朝鮮の現体制にとっての危機か?

© REUTERS / KCNA金正恩
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朝鮮民主主義人民共和国の金正恩第一書記が健康問題を抱えている。韓国の国家安全保障問題戦略研究所(韓国国家諜報庁の付属機関)の報告書で発表された。

韓国の専門家らによれば、この4年で金正恩第一書記は著しく体重を増やした。ほとんど40kg の大激増である。これは平壌の内幕における陰謀と関連したストレスによる過食にちなむものであるという。健康問題が高じて、将来的に、もはや金正恩第一書記は効果的に国情を管理できなくなり、自分の継承者に権力を確実に譲渡することが出来なくなるかもしれない。引いては、現政権の基礎が崩壊し、北朝鮮に政権交代が起きるかもしれない。韓国は金正恩第一書記の健康状態を入念に注視している。しかし、朝鮮専門家のコンスタンチン・アスモロフ氏によれば、韓国の専門家らのそのような期待は政治的幻想である。

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「ストレスによる過食というのは、女学生なら良い説明になるかもしれないが、政治指導者向きのそれではない。韓国の専門家らは、どうやら、金正恩第一書記は父親と同じようにダイエットに苦労している、ということを忘れているようだ。太りすぎはこのことと関連したものなのであり、専門家にとってはこれは『プルチネルラの秘密』。つまり周知の事実であった。しかし西側世界にとって金正恩第一書記は独裁者なので、彼に様々な欠陥を着せ、それで肥満を説明するほうが適当なのである。ただ、金正日氏は息子より遥かに深刻な状態だったが、それでも18年間国を統治した。よって、近々に金正恩第一書記が統治能力を失うなどという見込みは、現実というよりは、むしろ韓国専門家らの薔薇色の期待を反映したものだ。何しろ、あと3年で北朝鮮は崩壊するなどという話は90年代末から行なわれていた。『北朝鮮の終焉』などという本が書かれたこともある。同書で読者は非常に明快に、金正日氏はどうしようもないプレイボーイで、北朝鮮の全ては確実に、非常に早期に崩壊する、と解説された。金正日氏の長い治世で、同書は何度か改版された。いまほぼそれと同じことが金正恩第一書記にも言われているに過ぎない」

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専門家らには、北朝鮮について、あまり信ずべき情報源がない。だから、金正恩第一書記が足を痛めて数日公衆に姿を現さないだけで、韓国メディアは拙速にも、北朝鮮でクーデターがあったようだ、などと報じるのだ。しかし、そんなものは結局、政治的な幻想に過ぎなかった。

しかし、いま北朝鮮メディアから入ってくる情報は、より現実的だ、とアスモロフ氏は語る。金正恩第一書記はいま装備に入っている軍事技術の現代化、朝鮮人民軍の行動の活発化を命じた。極めて厳しく重大な戦争を見越してのことだ。専門家らは、金正恩第一書記の健康などではなく、この警戒すべき事実をもって、朝鮮半島の緊張緩和と、北を6者協議に復帰させることを考えるべきなのだ。

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