6人のロシア人、「旭日」の輝きに浴す

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4月29日は日本の「昭和の日」である。この日、ロシア市民6人が最高の勲章の一つである旭日章を贈られた。

「クルチャトフ研究所」総裁でアカデミー会員のエヴゲニー・ヴェリホフ、ロシア国立歴史アーカイブ元代表のアレクサンドル・ソコロフ、サハリン地方公共団体「サハリン・ジャパン」代表ニコライ・ゾトフの各氏に加え、モスクワ音楽院からさらに3人―アレクサンドル・ソコロフ学長、ウラジミル・スハーノフ国際協力局長、マルガリータ・カラトゥイギナ音楽理論部長が授賞した。カラトゥイギナ氏はまた、「世界の音楽文化」センター、露日音楽文化センター、日本の音楽アンサンブル「Wa-On 」の学術指導員でもある。ロシアの音楽ファンが日本の音楽文化の様々な伝統を知ることができたのは、この女性の働きが大きい。

スプートニクのインタビューで同氏は次のように述べた。

「これは私にとって大きな名誉であり、私のささやかな努力がとても高く評価されたことを非常にうれしく思います。もちろん、これは私が信頼されているということですから、大きな責任がともないます。高い水準を保つべく、執拗に努力しなければなりません。そして、やるべきことはまだ海のようにたくさんあります。9月には毎年恒例のフェス「日本の魂」が音楽院で開始されます。2016年9月13日で創立150年迎えるモスクワ音楽院の記念日に合わせたものです。日本から素晴らしい音楽家たちが来て、たくさんの音が奏でられ、ファンたちも大勢訪れ、コンサート、マスタークラス、レッスンなどが開かれます。そうして日本文化の深みに進んでいくのです。それは無尽蔵ですから」

 授賞式は東京で5月10日開催される。旭日章の中でも最上等のものは天皇陛下が自ら授与、下位のものは安倍晋三首相が授与する。旭日章は1875年4月10日に設立され、重要性においてこれに勝るものは、皇室メンバーや外国元首などにのみ贈られる菊花章、桐花章のみ。なお、同賞を1881年8月10日に授与された最初期のヨーロッパ人の一人は、フリゲート艦「パラーダ」技師でのち中将となったロシア人、イワン・ザルービンだ。

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