ロシア、シリア沿岸で演習実施

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ロシア軍部隊がシリアにいるといううわさは公式に否定されたが、それで情勢が沈静化することはない。軍事活動の活発化は肉眼で確認できるし、事態は予断を許さない。

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ロシア海軍はキプロスおよびシリア沿岸部の間の中立水域における民間航空および商船の通過を8日から17日まで閉鎖した。この水域で実弾発射を伴う海軍演習が行われる。誘導ミサイルの発射もある。次の演習も同じ場所で、30日から来月7日まで行われる。

この一週間、ロシアの部隊は黒海の旗艦たる巡洋艦「モスクワ」が率いる可能性がある。しかし、今日の最大の課題は、大型揚陸艦が遂行している。事実上、海軍の旗の下の輸送船だ。これら艦船は「シリア特急」のルートで武器や軍事技術をシリア軍に届けている。

ロシア政府はアサド政権を米国やNATOにおけるその同盟国から独立してイスラム原理主義の拡大を阻止できる唯一の主体であると見なしている。ロシア指導部は、もしアサド政権が転覆すれば、シリアはソマリアの運命をたどり、いつ果てるとも知れない、万人が万人と戦う全面的戦争がはじまり、そこで勝利をおさめるのはおそらく「イスラム国」であろう、と見ている。

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