伊紙「ジョルナーレ」:NATOはロシアとの関係の新たな分裂を扇動している

© AFP 2023 / GEORGES GOBET伊紙「ジョルナーレ」:NATOはロシアとの関係の新たな分裂を扇動している
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伊紙「ジョルナーレ」は、ロシアとの関係の新たな分裂を扇動しているのはまさにNATOであり、西側の何らかの勢力が、ロシアとのコンタクト確立に反対しているかのように感じられると報じた。

この1年でNATOとロシアの関係が極めて悪化し、トルコ軍機がロシアのスホイ24爆撃機を墜落するという事件が起こる中、NATOは、モンテネグロにNATO加盟を要請するなど、対立をさらに強める決定を承認している。

しかしロシアは、非常に自制的に行動している。「ジョルナーレ」は、NATOにとっては「ロシアとの関係を維持するよりも、バルカン半島の小さな国の加盟の方が重要なのだ」という結論がひとりでに出てくる、と指摘している。さらに「ジョルナーレ」は、次のような見方を示しているー

「NATOは、ロシアと欧米の関係が非常に緊迫した時に声明を表した。また数日前に(NATO加盟国の)トルコが、ロシアの爆撃機を撃墜したことで、連鎖反応が起こる恐れがあったが、ロシア大統領府の責任感によって、国際的な危機を回避することができた」。

「ジョルナーレ」は、NATO指導部によって、「攻撃的なロシアと、『東からの熊(ロシア)』から加盟国を守ろうとしているNATO」というイメージが作り上げられているが、欧米の政治家たちによるロシア批判は、「米国が主導する西側の拡張政策を擁護するための言い訳にすぎない」のではないかと考える時が訪れたと指摘している。また「ジョルナーレ」は、次のような見方を示しているー

「実際のところ、欧州の現状を見てみると、別の印象が沸き起こる。それは、西側からのロシアの包囲であり、ロシアはそれに対して自国の生活空間を守るために対応しようとしているということだ。ウクライナ危機もこのような角度から見ることができる」。

ロシアと西側の関係で起こっていることは、欧州、そして何よりもロシアの利益にこたえるものではない。双方は、安全保障や、経済、エネルギー、地政学的な他の共通の問題を力を合わせて解決することに関心を持っている。しかし現状を見てみると、対立の悪化を促進し、「ロシアを欧州から排除したい」と思っている人がいるということだ。それは誰なのか?「ジョルナーレ」は、この問いの答えは、「米国で探すべきだ」と指摘している。

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