アメリカン・コンサバティブのアナリスト、なぜ米国でロシアの像が歪められているのかを解明

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米政府の多くの役人は露米協力の利益を正しく理解していない。元CIAスタッフで現非政府組織カウンシル・フォーザ・ナショナル・インタレスト代表のフィリップ・ジェラルディ氏がアメリカン・コンサバティブの記事で述べた。

先日モスクワを初訪問した同氏は、ジャーナリストや一般ロシア人から、なぜ米国はかくも強くロシアを憎むのか、なぜ米国のメディアはロシアについて全く良いことを言わないのか、との質問にあった。ロシアとの政治情勢で説明しようとしたが、理解されるような返答はできなかったという。

ロシアに対する否定的感情はたしかに存在し、米国のメディアや政府、多くの分析機関には、ロシアを常に敵視する専門家が相当数いる、とジェラルディ氏。

「ほかに、より狡猾な専門家や役人がいて、彼らは政府その他軍産複合体の成功に強く依存する諸々の機関で高給を維持するために敵のイメージを必要としている」。ジョン・マケインやリンジー・グラムのような好戦的愛国主義者は常に、どこでも見つかるものだ、とジェラルディ氏。

米国政府は米国の基幹的国益に含まれる対ロ協力の推進に関心を持つべきだ、とジェラルディ氏は強調する。

「今年プーチン大統領は公然と、ロシアは米国との協力を望んでいる、と述べた。これは米国と米国人の運命を本当に気遣う者には無視できない提案だ」とジェラルディ氏。

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