プーチン氏:露日首脳会談では北朝鮮問題、二国間関係、平和条約について協議

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10日、ベトナム・ダナンのアジア太平洋経済協力会議(APEC)の中で露日首脳会談が行われた。プーチン大統領は11日のAPEC日程終了後の総括記者会見で、露日首脳会談では朝鮮民主主義人民共和国問題や二国間関係、平和条約などを協議し、これらの問題の調整には長期的な見方が重要だと述べた。

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プーチン氏は「我々両国には多くの計画があることは、何度も公表してきた。経済分野では安倍首相ご自身の計画がまず取り上げられた。これに関しては様々な部門における提案が数ヶ月前に作成されていたのはご存知のとおり。またこの問題に特別に担当する大臣も任命されている」と発言。

そして「2つ目の問題は地域全体の安全保障だ」とし、安倍首相とは特に北朝鮮問題に関して協議したと説明。

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露日首脳会談では平和条約問題にも触れた。プーチン氏は「(平和条約締結は)我々の全体計画」としつつも「多くの問題が残っている」と指摘。その上で「日本が国防と安全保障で同盟国との間に負っている義務について、これが露日平和条約のプロセスに与える影響について、そして日本が自力でできることとできないことについて我々もまた考える必要があるのは隠すまでもないだろう」と述べた。

「これには多くの作業が必要で、確かに一年という期間では考えられないものかもしれない。しかし、今日すぐにでも解決できる問題もある」とし、一例として、初めて航空機を利用した南クリル諸島(北方領土)元住民による墓参が先日行われたことを挙げた。

「今すぐできることもあれば、長期的な期間が必要なものもある。だがこれには、安倍氏かプーチンか、それとも他の誰が政権に就いているのかは関係ない。大切なのは、両国民の気持ちだ。両国間の関係を長期的かつ歴史的な視点から発展させるための良い条件を作り出し、全ての問題を長期的に調整しようとする両国民の気持ちが重要だ」と主張した。

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