中国「一帯一路」 にイタリア参加へ 米国とベルギーが懸念

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イタリアは3月末​にも「一帯一路」構想への参加​する可能性がある。イタリアの​ミケーレ・ジェラーチ経済復興省政務次官​は声明を表し、目前に迫った中国の習近平国家主席のイタリア訪問時に了解覚書に調印する見通し​を明らかにした。

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英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」によれば、中国主導の大規模インフラ計画​「一帯一路」​への​イタリアの​​参加の意気込みに対し、米国は批判的な反応を示し、ベルギー​も​懸念を表明している。

米国政府は、このプロジェクト​は​イタリア経済の助け​にはならず、イタリアの国際的イメージに重大な損害を与える恐れがあると主張​してい​る。米国では「一帯一路」構想は、「中国の利益のために中国が創設したイニシアチブ」と呼ばれている。

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ベルギー政府の懸念は、EU諸国への直接的対外投資の​管理の​新​スキームに反映された。この​スキーム​は今年4月から実施される予定だ。

しかし、イタリア​の最近の行動を見ると、​欧州委員会と​の間に​対外投資に対する統制を調整する​意思に欠けている。イタリア政府は、中国の投資がインフラ再建の​一助となることを望んでいる。

イタリアの希望の根拠は、​中国政府による「一帯一路」構想の貿易とインフラのイニシアチブ​を​世界銀行が、アジアや欧州、アフリカ、中東の60カ国以上を陸路と海路で結び、プロジェクト参加国間の貿易を3.6%増やし、また、世界貿易も2.4%増加させると評価しているためだ。

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