デューク大学(米国)の研究者らは1970年代からニュージーランドの918人の被験者の生活を追跡し、そのデーターを研究し、「ポリジェニック・スコア」(効果サイズの推定値で重み付けしたリスクアリル数の和)という概念を提案した。
ニュージーランドの被験者データーを調べた結果、38歳までに「ポリジェニック・スコア」の値が高い場合、よりオーソリティーの高い仕事につき、高収入を得て、高額の預金を蓄えていることがわかった。
こうした値は学歴や両親の社会レベルには関係していなかった。
「ポリジェニック・スコア」は体外受精のプロセスにも用いることができる。現在、医療現場では数人の胎児から1人を選び出す際に疾患や遺伝病の有無が調べられている。