火山の噴火が25年間世界の海面上昇を隠していた

© 写真 : Public domainピナツボ火山
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フィリピンで1991年に起きたピナツボ火山の噴火は、衛星による海面の高さの誤った計測につながったと、米国の学者が述べた。

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このため海面の高さの指標の加速した伸びを計測できなかったという。

海面の高さは、地球の気候システムの重要な指標となっている。長年の研究により海面の高さが上昇傾向にあることが示されているが、衛星によるデータが気象学者による結論と矛盾した。登録された上昇は年間3ミリだった。

学者は、衛星によって撮られた指標にはピナツボ火山の噴火が影響を与えた可能性があるとの結論を出した。

火山放出物は日光をさえぎり海水を冷やし、海面の高さ低下につながった。コンピュータモデリングによって、噴火は計測された海面の高さを6ミリ低下させることにつながった可能性があることが特定された。このように、海面の高さは実際はより速いテンポで上昇しており、近いうちに衛星はその上昇を示すはずだ。指標の上昇の原因になったのは、氷河の融解だ。

先に、米国の学者たちは、3つの原因によって「世界の終焉」が訪れると考えていると報じられた。

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