今後10年でインシュリン不足の危機が世界を襲う

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不健康な生活習慣と肥満によって、世界中で糖尿病患者数が増大している。インシュリンが糖尿病患者の糖の管理に必要であるのは知られたことだが、予想では、世界は今後10年間で深刻なインシュリン不足に見舞われる恐れがある。

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今日、およそ4億人と推計されている20歳から79歳の2型糖尿病患者数は、2030年には5億人超になるという。それに合わせインシュリンの需要も20%増大する。ところが英「BBCニュース」によれば、インシュリンを必要とする人のうち、その50%の、特にアジアやアフリカの患者たちは入手が困難となる。

専門家によれば、インシュリン不足が起きるとすれば、それは現在、インシュリンの製造が3大メーカーのデンマーク「ノボノルディスク」社、米「イーライリリー・アンド・カンパニー」社、そして、仏「サノフィー」社の独占状態(世界の流通量96%)にあることと関係している。また、多くの国々にとってインシュリンはまだまだ高価な薬剤であり続けている。

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