マスコミ報道、「米国版プーチン」の支持率上昇

© REUTERS / Chris Keaneドナルド・トランプ
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ワシントンポスト紙のデヴィッド・イグナチウス記者は米次期大統領選に立候補したドナルド・トランプ氏を「米国版プーチン」と評した。ロシアについての外国メディア報道を紹介するロシア語サイト「イノTV」が報じた。ロシア大統領と同様、トランプ氏は多くのインタビューの中で、現在、「勝利なし」の状態にある米国のかつての権威を取り戻したいと期待している。

イグナチウス記者はトランプ氏の支持率上昇に驚いている。イグナチウス記者いわく、米国では、西側のマスコミでプーチン・スタイルと呼ばれるようなアグレッシブで権威的なスタイルは、普通受け入れられないからだ。記者は、トランプ氏は例外であり、高い支持率が長い間続くとは信じがたいと書いている。

不動産業で財を成したトランプ氏の支持率が高いのは米国の権威復活を約束しているからだけではない。ラジオ・フリー・ヨーロッパの報道によれば、トランプ氏が不服を示しているのは、米国がウクライナ問題でロシアに対抗し、あまりに多くのイニシアチブをとりすぎているという要因だ。トランプ氏はウクライナがNATOの一員となろうが、なるまいが、まったくこれには無関心であり、いずれの結果に終わってもかまわないと語っている。

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トランプ氏は「ウクライナ情勢は気に食わない。この問題はかなりの部分、欧州の問題であり、我々には関係ない。このため彼らがある一定のイニシアチブをとるべきだ」と語っている。

このほか、トランプ氏は当選した場合、「ロシアとプーチン氏と素晴らしい関係」を築くことを確信すると発言していた。

トランプ氏はフォックス・ニュースからのインタビューに「正直にいうと、プーチン氏とは非常に馬が合った。こういった人々とは共通言語を見つけねばならない。オバマは誰ともうまくいかない! だから我々のまわりは敵だらけなんだ。ヒラリー・クリントンがあなた方の気に入るか、いらないか知らないが、あれは史上最悪の国務省長官だった。オバマはもうカタストロフィーとしか言いようがない。誰といい関係を築けているか? そんな相手は皆無じゃないか! こんなことは信じがたい…」と語っている。

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