世界の銃乱射事件の31%が米国で起きている

© AP Photo / Mohammad Hannon世界の銃乱射事件の31%が米国で起きている
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米国には世界人口の5%しか居住していないが、大規模な銃乱射事件の発生件数では世界のリーダーを独走している。1996年から2012年までに世界で起こった銃乱射事件のうち、31%が米国で起きている。人口あたりの銃乱射事件発生件数ワースト5は、ほかにイエメン、スイス、フィンランド、セルビアとなっている。

アラバマ大の法律家アダム・ランクフォード氏による調査。4人以上が死亡した大規模な銃乱射事件の世界各国における事例を集め、分析した。家庭内の事件や犯罪がらみのものは除いた。

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米国はさらに、人口当たりの銃火器の数でも世界一となっている。米国人100人あたりの銃火器は88.8挺という。ランクフォード氏によれば、これこそ銃乱射事件の発生件数が多いことの根本原因である。なお、人口当たりの銃火器が米国に次いで多いのはイエメンで、100人あたり58挺となっている。

ランクフォード氏によれば米国で民間人が武器を所持していることと銃乱射事件が多いことには直接的な関連がある。しかし米国で銃乱射事件が多いことには、他にも要因がある。「米国では、多くの人が、自分は非常に大きな成功、「アメリカン・ドリーム」をつかむのだと考えている。そんな米国では、目標達成のための障害と出会い、または近しい人、同僚、上司らとの社会的な関係性がうまくいかない経験を持つ人の仲からは、嗜好が極端に偏った人が出るのかも知れない。これに鬱病、統合失調症、パラノイア、ナルシシズムを加えれば、なぜ米国でかくも乱射が多いのかということは説明されるだろう」とランクフォード氏。

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