安倍首相 モスクワで開かれる5月9日の戦勝記念式典への出席見送りへ

© AP Photo / Shizuo Kambayashi安倍首相 モスクワで開かれる5月9日の戦勝記念式典への出席見送りへ
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安倍首相は、5月9日にモスクワで開かれる戦勝記念式典について、ロシアからの招待を断り、出席を見送る方向で調整に入ったという。

産経新聞が政府関係者の情報として伝えた。

なお安倍首相の決定については、4月中に正式に発表される見込みだという。また伝えられたところによると、安倍首相は、米国大統領、フランス大統領、ドイツの首相らが式典への参加を見送る意向を表していることも考慮した模様。その他、安倍首相は、ロシアとの平和条約が締結されていないことや、南クリルを巡る情勢などにも注意を払わなければならなかったという。

チェコのゼマン大統領は先日、戦勝記念パレードに出席するためにモスクワを訪れると発表した。ゼマン大統領は、チェコ人は第二次世界大戦時、「ユダヤ人のすぐ後に」殲滅されたかもしれない、と指摘し、「ソ連なしにはヒトラーに勝つことは不可能だった。その代償は、2000万人(ソ連市民)の死者である」と述べた。

ゼマン大統領は、「ソ連兵士は1945年に、まさに解放者としてチェコスロバキアを訪れ、その年の秋には私たちの国から去っていった」と指摘した。

ゼマン大統領は、チェコスロバキアを解放する際に命を落とした15万人のソ連兵士を追悼するために、モスクワで5月9日に開かれる式典に出席するという。

ロシア大統領府のイワノフ長官はこれより先、モスクワで開かれる式典に出席しない人がいてもロシアは耐えぬくと指摘した。

またイワノフ長官は、欧州の首脳たちが式典への出席を断ったことについて、欧州連合(EU)は「ファシズムとの戦いで命を落とした」兵士の記憶を侮辱しているとコメントした。

 

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