駐日ロシア大使 ロシアの核戦力と「クリミアの春」に関する抗議に返答

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ロシアのアファナシエフ駐日大使は、ロシアのプーチン大統領が、ドキュメンタリー番組「クリミアの春、祖国への道」の中で、「クリミアの春」の過程で、ロシアの核戦力が臨戦態勢に入った可能性について発言したことに対する広島と長崎の市長からの抗議に返答した。

プーチン大統領はドキュメンタリー番組の中で、ロシア指導部はこのようなことは起こらないと考えた、と述べた。一方で、米国による原爆投下を受けた長崎と広島の市長は、ロシアに抗議した。

4日に広島の市長のもとに届いた書簡の中では、「私はウラジーミル・プーチン大統領が実際に述べたことを誤って解釈したものを基盤とした根拠のない貴殿の『抗議』を受け入れることはできません」と述べられている。

アファナシエフ大使が長崎市長に宛てた3日付の書簡には、ロシアへの「根拠のないいいがかり」だとする内容が含まれている。

文書は、在日ロシア大使館広報部からリア・ノーヴォスチ通信に提供された。

アファナシエフ大使はその他にも、ロシアは核拡散防止条約の受託国の1国として、核兵器を含む現実的な軍備削減だけでなく、国際的な環境の構築が必要とされる核兵器のない世界を目的とした数々のイニシアチブを取って行動した」と言及した。

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