専門家:米国はBRICSの利害を無視し「自分の両脚を撃った」

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米国は途上国を「バナナ共和国」と見なし、彼らの経済的利害に関心を払っていない。しかしBRICSという機構は既にドルシステムの覇権を脅かしつつある。米国の歴史家、ウィリアム・アングダリ氏はこう見ている。

ブレトンウッズ体制に代わる新しい経済構造の台頭は予見できたことだった。BRICS開発銀行とアジアインフラ投資銀行は米国がいつまでも世界経済の現状変更をいやがっていることに耐えられなかった。

米国からの反応、具体的には、新銀行との協力の拒否、西側の同盟国に対する新金融機関無視の呼びかけといった反応は、米国の外交エリートが事態を公正に評価する能力を有していないということを知らしめた。米国は中国のイニシアチブに強硬に反対することで、文字通り両脚を撃ち抜いたのである。なぜなら多くの同志が、ブレトンウッズ体制下の老朽した機関に対置される新銀行に、参加の意向を示したからである。

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