日本の新たな「拳」が韓国を脅えさせる

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韓国は、安倍首相の米国訪問の際に安全保障分野において達成された合意を支持した。合意によると、日本の自衛隊は外国で軍事作戦に参加する追加の権利を得る。日本は、地域的あるいは国際的な軍事紛争が始まった場合に、米国軍や他の同盟国を支援できるようになる。韓国のアサン政策研究所のアン・ソンギュ責任者は、しかしこれらの合意のうちの朝鮮半島を含むアジア太平洋地域における日本の軍事的プレゼンスの強化について韓国は懸念せずにはいられないと述べ、次のように語っている。

「日本の軍事的可能性が世界中に拡大することを考慮した場合、これらの合意は、日本が大きな軍事ポテンシャルを持つ国になることを可能としている。ここにはアジア太平洋地域における米国のプレゼンスを強化するためのミサイル防衛システムの設置も含まれていると見られている。日本は経済大国だが、日本の軍事ポテンシャルが変わることで、将来的に朝鮮半島の力のバランスに影響を与える可能性がある。韓国は、日本の自衛隊が朝鮮半島に駐留する可能性を非常に懸念している。南と北の朝鮮戦争の時でさえ、南の人たちは日本軍の駐留を拒否した。そして日本は米国の要請にのみ従って、朝鮮半島を保護するために自国の船舶20隻を秘密裏に派遣した。その後、日本の自衛隊が国連部隊の作戦に参加できるようになった。日本と韓国は、日本の軍国主義によって暗くなった共通の複雑な歴史を持っている。まさにこの事実が、何よりもまず、地域におけるあらゆる日本の軍事的役割の強化に対する韓国の病的な認識を引き起こしている。」

韓国はまた、最近のワシントンの米議会で行われた安倍首相の演説にも失望した。安倍首相は演説で第二次世界大戦時の日本の行動に反省を表明した。しかし多くの人が、安倍首相から、前線の売春宿で日本兵士への奉仕を余儀なくされた、いわゆる従軍慰安婦を含む、日本兵が行った犯罪に対する謝罪を待っていた。韓国外務省はこれについて、韓国と日本の関係の転機となる可能性があったにもかかわらず、安倍首相が歴史を正しく評価するチャンスを逃したのは残念だとの声明を表した。ソンギュ氏は、次のように語っている。

「これは確かに韓国を懸念させている。韓国人はすでに遠い過去となっていることをあまりにも心配しすぎていると語る人もおり、追求マニアとも呼ばれている。しかし韓国はこれまでと同じく心配している。なぜなら安倍首相は自身の演説の中で我々には受け入れられない歴史の歪曲を許しているからだ。安倍首相は先の演説の中で従軍慰安婦のような重要な問題にさえ触れなかった。日本の軍国主義的過去を評価するための私たちにとって重要な4つの言葉は、植民地化、侵略、深い同情と後悔だ。しかし安倍首相の言葉の中に後悔はなかった。反対に日本側は、韓国の経済発展は日本の恩恵を受けているという考えを繰り返し表明してきた。これは全く受け入れられない。」

米国と日本の軍事同盟、そして韓国と米国の同盟は、地域の安全保障面で各国の利益を満たしていると思われる。一方で、アジア太平洋地域の一連の国々は、日本の自衛隊に国際紛争へ参加する権利が与えられることに懸念を抱いている。これらの国々は、このような決定が「日本に過去の軍国主義へ回帰することを促す」可能性があると考えている。

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