5月の経済トップニュース

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今日、ユーラシア経済連合(ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、アルメニア)は外国とともに最初の自由貿易圏を創ろうとしている。その相手とはベトナムだ。ロシアのメドヴェージェフ首相は、カザフスタンのブラバイ村でユーラシア経済連合加盟国の首相らと実施の首相級ユーラシア政府間会議の会合後、これについての合意に調印する。

合意は相互貿易での商品の大部分に対し、関税率の引き下げまたは撤廃を見込んでいる。対象外となるのは一部のデリケートな商品のみ。新たな規則によってユーラシア経済連合と、今はまだ合意加盟国のポテンシャルには遠く及ばない状態にあるベトナムとの間の貿易拡大にはずみがつくはずだ。専門家らは、2020年までに取引量は数倍にも拡大すると予測している。自由貿易圏の創設によってユーラシア経済連合はベトナムのエネルギー、インフラ、産業プロジェクトにより積極的に参加できるようになり、ベトナムもユーラシア経済連合加盟国の広大な市場が開拓できる。ベトナムとの協力はこうした諸国には東南アジア、ひいては東アジア全体における自国のプレゼンスを活発化する一助となるだろう。

ベトナムの元EU代表を務めた有名な外交官トン・ヌィ・ヒ・ニン氏は、ユーラシア経済連合と自由貿易圏を創ることはベトナムにとって大きな意味をもつとして、次のように語っている。

「ベトナムは複数のベクトルをもった政策を政治分野でも経済分野でも行っている。これを物語るのが、ベトナムがASEAN自由貿易圏、中国-ASEAN、ベトナム-韓国、TPPなど多くの経済統合に参加している事実だ。国益バランスを維持するためには、ロシア、ユーラシア経済連合加盟国など、こうした長年の信頼の置けるパートナーらとの自由貿易圏は非常に重要だ。これはベトナムの利益にも、ユーラシア経済連合の利益にも、またこれら諸国に住むベトナム人の利益にもかなうだろう。」

ユーラシア経済連合諸国向けのベトナムからの輸出品目でかなりの部分を占めるのは電子ガジェット、部材、衣服、靴、魚海産物、トロピカル・フルーツ。在ベトナム・ロシア通商代表部のマクシム・ゴリコフ代表は自由貿易圏の創設によってこうした商品の供給量は著しく伸びるはずと語る一方で、ベトナム側に残る課題は輸出商品の、なかでも食糧品の質の向上により積極的に努めることだと指摘している。

ユーラシア経済連合とベトナムの間で自由貿易圏の創設合意締結について、専門家らの間からは、5月の経済トップニュースとの声があげられている。これが今月のトップニュースのみならず、今年の最大の経済ニュースとなることを願いたい。

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