グルジア洪水 動物園のペンギンも水死

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グルジアの首都トビリシで洪水が発生し、動物園から動物たちが逃げ出していることを受け、トビリシの警察は、住民に外出を控えるよう呼びかけた。

警察によると、救出されたのは、動物園の高い場所にいた動物のみだという。

SNSの書き込みによると、ゾウが死亡、大多数のペンギンも水死し、17羽いたペンギンのうち、助かったのは3羽のみだという。

洪水の影響で、動物園から猛獣を含む、合わせて32頭の動物が逃げ出した。現時点で、麻酔をかけられたり、檻へ戻された猛獣は、わずかしかいない。

政府の捕獲作戦には、警察の特殊部隊とボランティアが加わった。

テレビ「ルスタヴィ2」は、オオカミ6匹、クマ1匹、ハイエナ1匹が射殺されたと報じた。目撃者の情報によると、ライオン2頭とトラ1頭も殺されたという。

なお、トビリシからは、ベタニア村で土砂災害に巻き込まれた米国人2人が救出されたとの情報も伝えられた。グルジアのマスコミによると、米国人2人は救出されて、安全な場所にいるという。

檻の中で水死したペンギンとゾウは、「国籍」の面で不運だった。もし、この動物たちが米国のものだったならば、グルジアは最初に彼らを救うことを考えたかもしれない。

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