ジャーナリズムの自由なきところ、社会の自由はあり得ず

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ウィーンでジャーナリストの安全に関する国際会議が始まった。欧州各国より300人の記者、外交官、メディア専門家が参加する、2日間の会議だ。発起人は常設円卓会議に参加するロシアおよびウクライナの報道機関の代表者で、その筆頭はOSCE「メディアの自由」問題担当代表ドゥニャ・ミヤトヴィチ氏である。

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国連事務総長人権問題担当補佐官イワン・シモノヴィチ氏は会議で登壇し、次のように述べた。今日、ジャーナリストの活動にとって一番危険な場所のひとつがウクライナである。ウクライナでは、紛争開始以来、既に少なくとも8人の記者が死亡しており、79人が軍人らによって拘束されている。外国人記者だけでなく、ウクライナ人記者も「懲罰」を免れない。たとえば、ウクライナ人記者オレーシャ・ブジナ氏の殺害事件。同氏はマイダンを批判し、射殺された。これは大問題だ。なぜなら状況が解明されていないからだ。もし記者らが自分の意見を言えないならば、社会は情報にアクセスできない。危機的状況の予測に役立つ諸々のファクターにアクセスできない。

一方、ドゥニャ・ミヤトヴィチ氏は、会議で登壇し、次のように述べた。記者らに対する暴力が強まれば、メディアにおけるプロパガンダが強まるおそれがある。プロパガンダはメディアの自由にとって深刻な脅威である。そして、自由なジャーナリズムなくして、社会の自由はない。

あわせてドゥニャ女史は、記者の安全を守るためには、「政治的な意思」が必要であるとの深い確信を示した。諸国際機関はジャーナリズムと共同し、報道関係者の保護と支援のため、一定の手段を講じなければならない。

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