画期的な性格を有する露日エネルギープロジェクト

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ロシアの水力発電会社「ルスギドロ」は、日本の三井物産と国際協力銀行を、サハリンと北海道を結ぶエネルギー・ブリッジ建設プロジェクトの最も適切なパートナーとして検討している。「ルスギドロ」のエヴゲーニー・ドド社長が、明らかにした。ドド社長によると、「ルスギドロ」は、多くの企業と活発に協議を行っているが、三井物産と国際協力銀行を、優先的なパートナーとして検討しているという。

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日本、サハリン発電施設建設に投資の可能性
「ルスギドロ」傘下の「東部エネルギーシステム」社のセルゲイ・トルストグゾフ社長は、西側による対ロシア経済制裁にもかかわらず、サハリンと北海道を結ぶエネルギー・ブリッジ建設プロジェクトは、日本企業の関心を呼んでいる、と指摘している。トルストグゾフ社長は、「2014年秋のある時期には、経済制裁の影響が感じられた。会談では、プロジェクトへの関心が表されただけだった。しかし今年は、プロジェクトへの関心が強まっている。私たちの日本のパートナーたちが、自らコンタクトをとってくる。これは良い前進だ」と語り、次のように述べている-

「ロシア極東のエネルギー企業は、日本企業と協力することに『運命づけられて』いる。また私たちの協力は、幅広い方向性を持っている。日本から機器や技術を単に購入していた時もあった。しかし私たちは今、投資の面で協力しており、技術的に画期的な性格を持つプロジェクトもある。例えば、サハリンー北海道エネルギーブリッジの建設だ。このプロジェクトはまさに画期的な性格を有している。これは、多くの生産力、技術や資材などの開発を伴う。同プロジェクトの実現は、極東のエネルギーインフラに、2017年末までにおよそ10億ドルの投資を誘致し、平時とピーク時における必要な量の電力供給の確保を可能とする。」

サハリンと北海道を結ぶエネルギー・ブリッジ建設プロジェクトは、2000年から検討されている。トルストグゾフ社長によると、経済的合理性の高さに関連して、プロジェクトに関する作業は積極的に行われている。サハリンと日本で、専門家グループが、それぞれ作業を行っているという。これは、ケーブルの敷設、経路の選択、電力の受け入れに関する技術的な特徴などに関連した作業を実施するための裏付け作業だ。またトルストグゾフ社長によると、まずは北海道に、そして、そのあと日本の多くの地域へ電力を供給するための、コストの決定も行われている。

さらにもう一つ、大規模な共同プロジェクトがある。それは、マガダン州の液体水素製造工場に関するプロジェクトだ。同プロジェクトの合意は、2013年に締結された。パイロットプロジェクトは、2019年に始動する予定だ。現在、ロシアのエネルギー経済の専門家と、その日本のパートナーたちが、プロジェクトを詳細に研究している。液体水素は、日本へ供給される予定。トルストグゾフ社長は、「これは、ついこの間まで夢物語だと考えられていたが、私たちは今、日本のパートナーたちと一緒に、実現に近づいている」と締めくくった。

 

 

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