戦闘員らに占拠されているシリアの町ラッカに住み反「IS」活動を展開中の人物が、この金貨の写真をTwitterのブログにアップした。新聞報道では、貨幣には、それが「IS」のものである事を証明する印がある。なおそれらの金貨一つの価値は、およそ139ドルに相当するという。
ログループ「IS」は、シリアとイラクで占領した土地でカリフ制を宣言し、独自の金貨や銀貨、銅貨を鋳造する考えのある事を昨年11月にすでに明らかにしていた。CNNテレビが引用した「IS」戦闘員らの声明によれば、こうした措置は、米国の「専制的金融システム」を放棄するため取られたとの事だ。
「IS」と戦う一つのまとまった前線部隊といったものはない。シリアやイラク政府軍、米国を筆頭とした国際有志連合(今のところ実施しているのは空爆のみ)、イラク及びシリアのクルド人部隊がそれぞれ独自の闘いを繰り広げている。
戦闘の結果、数千人の一般市民が犠牲となり、何十万人もの人々が難民化し、さらに数千人が現在「IS」の捕虜にされている。
#Raqqa the new coins that #ISIS say it will deal with it soon #Syria #IS #ISIL pic.twitter.com/7IdBNQuaOE
— Abu Ibrahim Raqqawi (@raqqa_mcr) 22 июня 2015