EU ラジオ「スプートニク」を含むロシアのマスメディアに対抗するための計画を発表

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欧州連合(EU)は、「ロシアのプロパガンダ」に対抗するための計画を発表した。そこには、旧ソ連諸国で「EUの政策を推進する」呼びかけや、ラジオ局「スプートニク」や、テレビ「Russia Today(RT)」を含む、ロシアのメディアに対する一連の対策が含まれている。

欧州委員会は、「デマ情報を報じ、EU諸国にある自分たちの支局で、憎悪のレトリックを使っている」、ラジオ「スプートニク」や、テレビ「RT」向けに、「欧州の規制当局グループの会合を開くなどして、国家監督当局間の協力を強化する」方針。また欧州委員会は、「規制の枠組みを改善し、現在の挑戦を考慮するための新たな法案を提起している」という。ウェブ新聞「EUオブザーバー」が伝えた。

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さらにEUの専門家チームは、ロシア語などで、「重要な問題に関する通信用の資料も作成」する。これは、「EUの広報部、代表団、加盟国の間で普及させるためのもの」だという。これらの資料は、「EUの市民たちが、EUが行っている政治・経済改革が、後に市民生活にプラスに影響することを理解するのを可能にする」という。

「RT」のマルガリータ・シモニャン社長は、「EUは一生懸命に、他の声を抑圧しようとしているのと同時に、EUに存在する数百の新聞社、テレビ局、ラジオ局に、世界で起こっていることをたった一つの視点から報道させようとしている。英国では、1500人からなる立派な軍の作業班が創設された。この作業班の任務の一つは、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)におけるロシア対策だ。北大西洋条約機構(NATO)の委員会には、全世界へのロシアの影響を阻止するための特別班がある。また、つい最近、『ドイチェ・ヴェレ』は、『 RT』に対抗して、英語による24時間のテレビ放送を開始した。なお『BBC』、『ドイチェ・ヴェレ』、『ユーロニュース』などの西側の大手メディアは、ずいぶん前からロシア語で情報を発信するようになった。米政府が資金を提供している『ラジオ・リバティー』は、ロシア語放送を行っている。このような事を行った後に、EUがこれまで通り、情報戦争でロシアに負けた、と不平を言うならば、主流メディアの偏ったニュース報道に、人々がすでに疲れてしまったことを、EUが認識するための機会が訪れた、ということかもしれない」と語った。

EUオブザーバーの情報によると、ロシアのマスメディアに対抗するためのEUのグループは、「イースト・スタート・コム・チーム(East StratComTeam)」と名づけられ、2015年9月から活動を開始するという。

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