米国の敵はロシアか中国か?敵選びで混乱する米国

© AP Photo / Mindaugas Kulbis米国の敵はロシアか中国か?敵選びで混乱する米国
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米国は、自国の外交政策を作成できる状態にない。なぜなら米国は、自国の主要な戦略的な敵が誰なのかを判断できないからだ。国際問題と安全保障の専門家である米ニューハンプシャー大学のマイケル·クレア教授は、分析サイト「トム·ディスパッチ」で、このような見解を表している。

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クレア氏は、国益を増進し、主要な敵に対抗するための長期計画に関する米国の大規模な戦略は、完全に混乱状態に陥っている、と指摘している。米国の主要な政治家たちは、一つの争いから別の争いへ次から次へと移動して、次なる戦略を思うままに自由に作り上げているが、一貫した政策をとることは稀だった。それをホワイトハウスの優柔不断が原因だとして非難する者もいるが、実際の原因は、深いところにある。

クレア氏は、それは、外交政策のエリートたちの意見の相違だと指摘している。クレア氏によると、エリートたちは、ロシアと中国のどちらが、米国の主な敵であるのかを決めることができない、という。クレア氏は、戦略的計画の本質は、敵を正確に選ぶことに基づいている、と指摘している。クレア氏は、「冷戦時代のナンバー1の敵は、もちろんソ連だった。米国はソ連の力を弱めるために全力を尽くした。米国はソ連が崩壊したとき、複数の「ならずもの国家」との対立に焦点を当てた。2001年9月11日の米同時多発テロの後、当時のブッシュ大統領は、『テロとのグローバルな戦い』を宣言した。これは、全世界における数年間にわたるイスラム過激派とその支持者たちに対する対策だった。それ以来、各国は、米国によって、「誰が米国と一緒で、誰が米国にさからっているか」の原則に従って評価され、混乱が君臨している。クレア氏は、ホワイトハウスが、中国やロシアが「隣国を脅迫し始めた」という大惨事を見つけたとたんに、軍事作戦、占領、襲撃などが次々と起こった、と指摘している。クレア氏は特に、現オバマ政権の戦略構想における混乱を懸念している。クレア氏は、米国の最近数年間の軍事政策を分析し、「2016年用の政策は、悲観的で混沌的、あるいは、さらにもっと悪く特徴づけることができる、と指摘している。

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この政策によって、よい影響を受ける人はいないと思われるが、もちろん、そこに米国の軍産複合体は含まれない。クレア氏は、「国が、国益増進計画について合意できないなんて、申し訳ないが、あり得ない」、と指摘している。クレア氏は、米国が、核戦争の脅威の瀬戸際にある国となるのは、さらに悪いことだ、と締めくくっている。

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