米議会、イラン核合意を予め否定的に評価

© AP Photo / Carolyn Kasterアメリカ合衆国議会議事堂
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イラン核開発に関する合意はまだ達成されていないが、米国議会は既に、それを否定的に評価する旨を表明している。米議会上院多数派のリーダー、ミッチ・マコネル氏および多数の議員が、計画中の合意は「悪い」ものであり、議会での承認には反対する構えだ、と言明した。

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マコネル議員は「イラン核開発に関する合意が近いうちに締結されそうだ」とのニュースを受け、Fox Newsのインタビューで、「政府が合意を押し付けようとしても、なかなかうまくはいかないだろう」と語っている。

また、上院国際関係委員会のボブ・コーカー議長は、「人々は最後の最後には、この合意はイランの核兵器開発を許す悪い合意だ、と理解すると思う」と述べている。

イラン核開発をめぐるウィーン交渉で交渉当事者らは、イランの核開発を制限し対イラン制裁を解除することを規定した包括的合意の調印に肉薄している、との情報が入っている。ところがイラン外務省のアッバス・アラクチ次官は今日の会見で、交渉では立場の不一致が残っており、月曜時点の合意調印は保証できない、と述べた。

米国議会は、イラン核開発をめぐるあらゆる合意を、調印後60日にわたり検討し、その後ではじめて承認するか否かを決める権限を有する。

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