ロシアの相撲ファンは阿夢羅(アムール)を応援!

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7月26日、大相撲名古屋場所の幕が下りる。満員御礼の事実が、この国技の人気を物語っている。同じく26日、名古屋場所が終わってから1時間後、Sumo.or.jpのサイト上で行われている力士の応援番付の結果が発表される。これは、相撲に対する関心を高め、力士を広く認知してもらうことを、その目的としている。

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日本の相撲ファンには、自分のひいきの関取がいるが、ロシア出身の幕内力士、ニコライ・イワノフこと阿夢露 光大(あむうる みつひろ)もなかなかの人気だ。彼は、大相撲で幕内力士になったロシア国籍力士としては5人目である。ロシアのマスコミでは、彼は、故郷を流れる川を連想させるアムールと呼ばれている。

ニコライは、沿海地方のリソザヴォドスクに生まれた。日本に来たのは、日本人と結婚した姉のおかげだ。デビューは2002年5月で、彼が19歳の時だった。初めは、順調に番付を上げて行き、2003年から2010年までの間に、序二段5枚目から幕下8枚目まで出世した。しかし二度にわたって重いケガを負い手術も受け、5場所連続休場した事などにより、再び番付を序二段にまで落としてしまった。事実上、これは力士生命の終わりを意味したが、アムールは、気を取り直し自分の中の闘志を燃え上がらせ、三段目優勝を果たし、幕下に復帰、昨年2014年11月にはついに幕内力士となった。

© 写真 : japan-sumo.ru阿夢露光大(あむうる みつひろ)
阿夢露光大(あむうる みつひろ) - Sputnik 日本
阿夢露光大(あむうる みつひろ)

アムールのここ最近の成績は、疑いなく、彼の持つ可能性への信頼を強めた。彼の最高位は西前頭10枚目だが、応援番付ではもっと高い位置に上がる可能性がある。アムールにとって応援番付で他の力士と競争するのは容易ではない。なぜなら日本のファンは、自分達の故郷出身力士をまず応援するからだ。ファン達は、自分達のひいき力士のためにソーシャルネットワーク上にサイトやページを作っている。そこでロシア出身力士を応援するために、ロシア極東の相撲ファン達も「アムールに一票を!」というキャンペーンを組織した。なおwww.sumo.or.jpでは、26日まで投票できる。

もしかしたらロシア極東やその他の地域の相撲ファンのおかげで、アムールはお応援番付トップ10入りするかもしれない。

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