イタリア首相「ロシアを孤立させてはならない」

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イタリアのレンツィ首相は4日、日本経済新聞と会見し、ロシアについて、多くの国際問題を解決するためにはロシアの参加が不可欠であるため、ロシアを孤立させてはならないとの考えを表した。日経新聞が5日、発表した。

日経新聞によると、レンツィ首相は「ロシアを孤立させてはならない。ウクライナ情勢を巡って米国やEUと対立するが、中東の過激派組織「イスラム国(IS)」などテロ対策では連携しうるパートナーだ。プーチン大統領と対話を続ける意味はある。国際社会は結束してテロの脅威に対処すべきだ。安倍晋三首相とも認識は一致している」と語った。

東京で3日、日本の安倍首相とイタリアのレンツィ首相の会談が開かれ、両首脳はウクライナ危機を背景にロシアとの対話を継続する必要性を強調した。レンツィ首相は、ウクライナ情勢を巡って欧米とロシアの間で対立が続いていることについて、「ウクライナの独立と主権に関し、妥協はありえないが、国際的な諸問題にロシアを巻き込んでいくことも重要だ」と述べ、これに対して安倍首相は、「ロシアを地域の諸問題に関与させ、話し合いのテーブルに座らせることが重要だ」と語っている。

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