キユー氏はソーシャルネットにセルフィーを公開している中国人ユーザー120人を対象にテストを行い、心理的特徴を調べ、その後、100人を超す大学生に集めたセルフィーを見せて、被写体の容貌から性格別に仕分けさせた。
その結果、例えば周囲の人間に友好的に接する人はセルフィーに写るときもよくにっこり微笑んだり、笑っており、カメラを下から構える傾向にあることがわかった。こうしたポジティブなセルフィーを撮影する人には他に、「新しい物事にオープンな性格」の項目で高得点を集めた人も入った。
責任感の強い人は、セルフィーによって自分のいる場所が相手に知られてしまうため、あまり行わないことがわかった。また唇をアヒルのように突き出したり、ダークフェイスに構える人は感情の起伏が激しかったり、神経に異常をきたしている傾向がある。
こうしたテスト結果を発表しつつもキユー氏は、セルフィーとそれを行う人物の心理的性格の関係に確固とした法則性があるというには証拠不十分であると告白している。
キユー氏の調査に呼応する形で米オハイオ州大学からも同様のテーマでの調査結果が明らかにされた。それによるとセルフィーに夢中になる男性にはナルシズムや精神病を病む傾向があることがわかった。