アムネスティーが非難、サウジはイエメンで戦争犯罪

© REUTERS / Khaled Abdullahアムネスティーが非難、サウジはイエメンで戦争犯罪
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アムネスティーインターナショナルはイエメンの首都サナア、アデン、タイズへ攻撃を行っているサウジアラビアを戦争犯罪を行なっているとして非難した。アムネスティーによれば、この紛争による死者数は4千人に達しており、そのうち半数が一般住民。

アムネスティーはサウジ主導の軍事作戦が行われた6月―7月間の8件の空爆を調査した結果を報告書にまとめた。それによれば8回の空爆による死者は141人。その大半が婦女子で、空爆はモスク、学校、市場を標的に行われていた。

報告書にはさらに、サウジアラビアのほかにもこの紛争に参加している諸国も戦争犯罪を犯しえたことが確認されている。この指摘はフーシ派とイエメンの前大統領に忠誠を誓う軍との間の衝突を指しており、アムネスティーのドナテッラ・ロヴァー代表は、「戦闘が人口密集地区で行われたのは、民間人に対する配慮が両当事者に欠けていたためだ」と語っている。

ユニセフの調べではイエメン紛争の結果、すでに1000人を超す児童が死亡または負傷している。ユニセフの報告書には「この紛争は特にイエメンの児童にとっては悲劇的なものだ。子どもたちは爆弾や銃撃によって殺されており、生き残った子どもたちも病気や飢餓の脅威にさらされている」と書かれている。

アムネスティーは国連に対し、一般住民の死亡状況を調べる国際委員会の創設を呼びかけた。

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