ＥＵ最重要道路の封鎖が解除、ジプシーの後には清掃隊が

２８日、仏にある欧州の最重要道路Ａ１を封鎖していたジプシーたちが翌２９日の正午近くになって、集会場所から散会しはじめた。地元マスコミ報道によればジプシーらは道路でタイヤや樹木を燃やしていた。

ジプシーが退去した後、現場には消防隊が入り、火で損傷を受けた道路を埋める作業を行っている。ジプシーらが抗議行動で掲げた要求は、８月２５日の撃ちあいによる犠牲者の１人の女性の葬儀に、現在、収監されている女性の父親が出席できるよう求める内容。撃ちあい事件では乳児を含む４人が死亡している。

８月２９日、アミアン高等裁判所は集会参加者の意向を認める判決を下した。この判決後、ジプシーらは道路の封鎖を解いている。現場となったソンム県の代表によれば、封鎖は解かれたものの、修復作業のために依然として交通止めが続いている。