ロシア、ベネズエラ両首脳会談が北京で、テーマは石油市場の安定化

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ベネズエラのニコラス・マドゥラ大統領はプーチン大統領と会談を行うため、北京入りした。プーチン大統領は3日の祝賀パレードに参列するため、前日2日に北京入りしている。両首脳は原油の低価格問題を話し合い、その安定化について互いに助言を交換するため、北京での会談実施を決めていた。

プーチン、マドゥロ両大統領は、世界大戦終戦70年を祝う軍事パレードに参列した。ユーリー・ウシャコフ大統領補佐官がロシアのマスコミに明らかにしたところによれば、会談で両首脳は原油の低価格問題でロシアとベネズエラの、特にロシアとOPECの相互行動のコンテキストでの共同アプローチを話し合った。

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ワシントンポスト紙が消息筋の情報として伝えたところによると、ベネズエラは先日、OPEC参加国に対し、石油市場の価格維持のためロシアを加えた戦略策定のための緊急総会の実施を願い出ていた。
消息筋の1人は「ベネズエラは、このまま何のアプローチもとられない場合、原油価格は下がり続けると本気で憂慮している。OPECは自分たちの影響力には限りがあり、OPEC外のメーカー、特にロシアとの協力が不可欠であることも分かっている。」と語っている。ワシントンポスト紙によれば、ベネズエラはこの問題についてカタールとも話し合っている。

原油価格を維持するにはOPEC加盟国の採掘量の縮小が功を奏すだろうが、OPEC内でも価格低下に最も手痛い打撃を受けている諸国(アルジェリア、ベネズエラ、エクアドル)が割当量の修正のために緊急総会を招集使用とする試みはいまのところ実を結んでいない。

ベネズエラはロシアと同様、国際原油価格の下落でネガティブな影響を受けているほか、炭化水素の採掘量も低下している。Slon.ru.が報じている。

ベネズエラはこの先も原油価格がさらに落ち込むものと予想している。マドゥロ大統領は、ベネズエラ産石油の輸出価格は1バレル30ドルないしはそれ以下に下がるとの懸念を示し、原油価格の安定化は奇跡に等しいと語っている。

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