シリア北部での「IS」による2件の自爆テロで40人以上が死亡

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14日シリア北部の町ハサカでのテロ事件で、40人以上が死亡、数十人が負傷した。武装過激派組織「IS(イスラム国)」のメンバーと見られる自爆テロ犯が、爆発物を乗せた2台の自動車を爆破させた。

今ある情報では、このテロは「IS」の犯行で、クルド防衛隊及びシリア防衛軍への攻撃を目的としたものと見られている。

先日シリア軍とクルド防衛隊は、テロリストらが占領していたハサカ県の行政の中心地ハサカを奪還した。この町は、トルコとの国境線に近く戦略上極めて重要な場所だ。もし「IS」がハサカ防衛に成功したならば、東部のイラクとの国境からトルコとの西部国境まで、シリア北部のベルト地帯全体がテロリストらのコントロール下に入るところだった。

数日前、シリア政府軍とクルド防衛隊が「IS」の手から町を奪い返した後、住民達はやっと自分の家に戻り始めたばかりだった。「IS」の戦闘員らは、町のかなりの部分をガレキの山に変えてしまった。彼らは、シリア南部から町に通じる複数の道路を閉ざしたとの情報も入ってきている。新たな攻撃は、町に帰還した人々を不安にしており、人々は再び町から避難しなければならないのではないかと怯えている。

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