シリア外相:我々はロシア指導部とその決意を信じている

© Sputnik / Aleksey NikolskyiМинистр иностранных дел Сирии Валид Муаллем
Министр иностранных дел Сирии Валид Муаллем - Sputnik 日本
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シリアのワリード・アル・ムアッリム外相は、「RT Arabic」の独占インタビューで、米国がテロ組織「IS(イスラム国)」の拠点に対して行っている空爆の結果は、事実上、感じられないと述べた。

外相は、「シリアでは同国とロシアの協力による現実的な結果に期待されているか?」との質問に対し、「もちろんです。なぜならロシアは国際法の枠内で行動し、シリアの主権を尊重し、シリアと自国の行動を調整しているからです。一方で米国の行動は違います。また米国が行っていることは、非能率的であることが分かっています」と述べた。

外相はさらに、次のように語った-

「米国は空爆を行っています。しかしその結果については報告しておらず、その結果は事実上、感じられません。私たちは、シリア軍のみが『IS(イスラム国)』や『アル=ヌスラ戦線』と効果的に戦う力があると考えています。また私たちは、テロリストたちと戦うことを真に望む人たちに対し、その行動が成果をあげるものとなるために、行動連携を呼びかけています。シリアと米国の戦いへのアプローチの違いはここにあります」。

ムアッリム外相は、シリアは同国領内で地域のほかの国々、あるいは世界の国々と共に、ロシアと行っているのと同じようなレベルで協力する用意があると強調し、次のように語った-

「ウラジーミル・プーチン大統領の提案の本質はここにあります。プーチン大統領は、シリア軍が参加する幅広い対テロ部隊の創設を呼びかけました。私たちはこの提案を支持しました。そして我々は、テロリストとの戦いを真に望む世界のあらゆる国と自国の行動を連携する用意があると発表します。その意気込みが本物であることを示すために、そのような国々に求められるのは、テロリストたちへの資金援助や軍事援助をやめることだけです」。

なおムアッリム外相は、安全保障分野におけるシリアとロシアの連携の発展に対して展開されている情報キャンペーンには「興味がない」と指摘し、次のように語った-

「私たちが、我々のロシアの友人と一緒に行っていることは知られており、公表されています。私たちはテーブルの下に何も隠していません。私たちは、ロシア連邦は我々の友人であり、自分たちの行うことにおいて誠実である戦略的同盟国だと考えています。ロシアは、テロとの戦いは国際法に従って実行されなければならないと考えています。すなわち、シリア政府との連携において実行されるということです。ロシア連邦は、テロとの戦いに参加するという自国の決意を隠していません。我々シリアは、ロシア指導部を信じており、その決意も信じています。私たちはそれを隠そうとはしておらず、それを誇りに思っています」。

ムアッリム外相によると、ISとの戦いにおけるロシアの支援は、「シリアに対する陰謀を企てていた」人々に向けて「テーブルをひっくり返す」ようなものだという。外相は、「これは、米国とその連合がISとの戦いにおいて明確な戦略を持っていないことを証明しています。彼らはロシアのメッセージを理解し、ロシアと自分たちの行動を連携させ、協力することを望みました。これはロシアの友人たちによる重要かつ感謝に値する行動です。国連安保理決議では、テロとの戦いは世界各国の義務とされています」と語った。

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