フォルクスワーゲン、環境スキャンダルの渦中に

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世界中を走るフォルクスワーゲン(VW)車1100万台に有害物質の放出レベルを計測するプログラムの不具合があることが判明。ロシアのビジネス新聞RBKが報じた。

VWはこのスキャンダルの解決に65ユーロを計上した。22日、VWの発表では計測プログラムに技術上の問題があるのはEA189タイプのエンジンを搭載した2009年発表の車でユーロ5スタンダードに準じたもの。

VWのディーゼル車の不具合の調査については独仏伊韓国からすでに意向が表されているほか、米国では180億ドルを超える額の罰金を求める動きがすでに始まっている。

このほか、米法務省は違反の事実に関する独自の調査を開始した。米政権はVWに対し、米市場で販売された50万台のリコールを義務付けた。VWは米市場ではディーゼルエンジン車の一連の車種の販売の一時停止を余儀なくされている。VWのウィンターコーン会長は自社クライアントに対し公式的な謝罪を行った。独タゲススピーゲス紙によれば、VWではこのスキャンダルのおかげで会長の交代劇にまで発展する恐れがでてきている。

9月18日、米のレギュレーターらはVWに18万2千台のディーゼルエンジン搭載車のリコールを義務付けたことを明らかにした。理由はディーゼル車に取り付けられた違法なソフトで、これによって国の環境基準の回避が図れていた。VWには最高で総額180億ドルの罰金が科せられる恐れがある。20日、VWはこの情報を確認し、社内の捜査を開始したことを明らかにした。

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