ロシア人専門家、露中は必要とならば同盟国として行動する

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先日行なわれた習国家主席の訪米の成果をきっかけに西側の専門家やマスコミは、ロシアが対米対立の支援を中国にあてにするのは叶わぬ夢だと書きたてた。その理由は米中関係は今、新たな弾みをつけたからだというのだ。

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これに類似した見解を表したのは、ロシア人で米国で活躍する有名な政治学者のニコライ・ズロービン氏。ズロービン氏がロシアの人気テレビ番組「ウラジーミル・ソロヴィヨフとの日曜夕方対談」に出演した中で、米中関係の急激な改善を示す兆候のひとつとして挙げたのが、習国家主席の訪米を総括して調印された一連の合意。これには安定した経済成長の保障からサイバー犯罪まで様々な分野における協力が記された。このことからズロービン氏は中国は対米関係の拡大に関心があり、ロシアの国益を守ることはないだろうという帰結に達している。

それでもズロービン氏は、習国家主席が、「この先の100年の性格付けを行う壮大な可能性」を活かそうというオバマ氏の提案は退け、より慎ましやかな課題に集中するよう提案し、「大国間の関係の新たなモデル」をベースにした「米中関係史の新たな章を書く」よう提案しなおした点は指摘しなかった。   

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ロシアの方は米中関係の拡大を神経を苛立てることもやっかむこともなく見守っている。このことは先日ロシア戦略調査研究所で行なわれた国際会議「グロバリゼーションとユーラシア的統合を条件にした露米戦略相互関係」においても随所で目に付いた。中国代表団のひとり、東中国教育大学付属ロシア研究センターの杨成(ヤン・チェン)副所長は発言の中で、露中関係を同盟関係でもなく「戦略的パートナー」位置付けないよう提案したが、これに対してロシア人専門家らは露中関係拡大の将来性をかなり楽観的に評価していた。

ロシア戦略調査研究所のレオニード・レシェトニコフ所長は、問題は関係をどう呼ぶかでは全くなく、重要なのは何の上にこれを建てるのかだとして、次のように語っている。

「中国の立場は前から明白だ。中国は連合関係を避けており、特に政治的性格のものはなおさら避けている。それでも実際の生活の中では自国の国益を実現する必要性から、一連の重要な問題では露中は法的に公式的な形をとらずとも連合国として行動するはずだ。だがおそらく我々は、新たな条約やパートナー合意、ましては連合関係についての合意を形成することはアクチュアルではないという考えに馴れねばならないだろう。こういうことには多分ならないのではないか。それでも実際には、すでに調印された条約や合意の枠内での行動は、部分的には連合国のようにとられるだろう。もちろん我々がライバル関係になる場面もあるだろう。特に経済面ではその可能性があり、これは忘れてはならない。

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それでも露中関係は摩擦が生じても2つの友好国の関係でありつづけるのは、両国の国益が地政学的なものも含めて一致しているからであり、米国とそれに追随する国がこうした政策を採る以上、さらにこの先も長く続くだろう。また両国の経済的利益も一致している。中国には欧州に出る必要性がある。ロシアを迂回し、南のルートを通って中国の商品を欧州に運ぶなど話にならない。中近東は戦闘行為が行なわれている地域であり、状況の運びから判断するにこの先もまだまだ長く、数十年単位で戦闘地域であり続けるだろう。このため中国にとっては欧州に出るための安定したルートはロシアしかないのだ。」

ロシア戦略調査研究所のウラジーミル・コージン副所長はより断固とした発言を行い、米国が世界を自国の国益に叶うよう作り変える試みがとどめようもないことから、中国はロシアとの軍事同盟を形成せざるを得なくなるだろうとの見方を示した。

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