ミールワーム、プラスチックごみの救世主になるか?

© AFP 2023 / Issouf Sanogoプラスチックごみ
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普段は果物や野菜を食べるゴミムシダマシ科の幼虫、ミールワームが長期間、ポリスチレンブロックを食べる生活でも生きられることがわかった。ポリスチレンブロックは普通電化製品の梱包などに使われる。これを発見したのはスタンフォード大学の研究者。研究者らはミールワームを環境保護の目的で使用することができると提案している。

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実験でミールワームらは、自然界に戻すことが難しく、大量汚染の原因になっている発泡スチロールをいとも簡単に生分解することがわかった。

研究者らはこの際にミールワームから排出される糞は環境に害を及ぼさず、農作物の肥料として利用できると考えている。

実験でプラスチックを食べ続けたミールワームたちは健康をくずすことはなかった。研究者らは他の虫を使い、ポリプロピレンなど別の種類のプラスチックを分解できないか、解明に努めている。

この研究結果は科学雑誌「エンヴァイロメンタル・サイエンス・テクノロジー」に掲載されている。

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