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中国元が日本円を越えた

© Sputnik / Alexandr Demyanchuk / フォトバンクに移行
元 - Sputnik 日本
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世界の準備通貨のエリートクラブに入る意気込みを隠していない中国元がさらに1歩、その目的へと歩を進めた。国際収支で元は史上初めて日本円を追い越した。専門家らの間では元はつい先日切り下げが行われ、中国経済の鈍化の危険性がささやかれたにも関わらず、地位を固めつつあり、国際化が続けられているとの声がきかれる。

銀行間SWIFT情報伝達システムのデーターによれば、8月末、元が国際収支に占める割合は2.79%。これによって元は世界で最も使用される通貨ランキングの4位に躍り出た。中国元の鼻先を走るのは米ドル、ユーロそして英国のポンドだけだ。

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「ガスプロムバンク」の経済予測センターの専門家、エゴール・スシン氏は、元の国際化のテンポについて目覚しいと語っている。2012年8月の時点では元はまだ、国際収支の1%も占めておらず、世界ランキングでは12位だったからだ。スシン氏は、たった3年で元による決済額は2倍に増え、世界ランキングでは4位にまで入ったと指摘し、次のように語っている。

「今日我々は中国元が国際金融市場で集中的に膨張している様子を目の当たりにしている。国際収支バランスでの最新の数値から、2014年のトランジットオペレーションで使われた元の額が2倍になったことがわかる。特筆すべきは、中国金融市場が揺さぶられ、8月には中国人民銀行が資本流出を止めるために元切り下げに走らざるを得なかったにもかかわらず、元の必要性が伸び続けているという事実だ。」

だが元が頂点に達し、IMFの準備通貨バスケット入りするのはどれくらい早く達成されるのだろうか? 中国元が米ドル、ユーロ、英国ポンド、日本円と並んでこのエリートクラブの5番目のメンバーとなるという話はずいぶん前から行われてきた。IMF自体には異議はないが、元は主要な指標ではまだ準備通貨と認めら得るための基準を満たしていない。特に中国では未だに資本の持ち出しに厳しい制限が存在している。別の要因は元レートが市場変動性をとっていないことだ。

ロシア銀行協会のガレギン・トスニャン会長は、中国元のレートは2005年の通貨改革の結果、より自由にはなったものの、それでも依然として中国人民銀行(中央銀行)のコントロール下にあるとして、次のように語っている。

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「元はすでに世界経済にかなり多量に出回っている。一方では世界通貨のエリートクラブに入るためには元のレートは市場によって形成されるものでなければならない。つまり流動的なものでなければならないということだが、元は今のところそういう状態にはない。」

準備通貨バスケットは、それを元にいわゆる特別引き出し権が形作られているのだが、このグローバルな準備資本をIMFは5年毎に見直している。バスケットの毎回の審査は2015年末に行われる予定だ。だが8月IMFは突然、現在のバスケットの有効期限を2016年9月30日まで延ばす決定を行ったのだ。こうすることで、中国の元にとってはエリート国際通貨クラブへの門は、少なくともあと1年は閉じられたままになってしまった。何か待たれていることがあるのだろう。IMFは米国のコントロール下にあるが、もちろん米国は元の影響力の伸長でドルに悪影響が出ることを危険視している。一方で西側の行う中国抑止政策は期待しているような成果をもたらすことはないだろう。元が国際通貨のエリートクラブに入ることは避けようもない。ただし、いつそれが実現されるかだけの問題だ。

 

 

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