政治学者:世界はいまロシア、米国、欧州の協力を強く必要としている

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世界はいま、ロシア、米国、欧州が協力して「イスラム国(IS)」のテロの脅威と戦うことを強く必要としている。社会経済研究センター「ローマ3000」国際委員会議長で元イタリア議会議員のアレッサンドロ・フォルラニ氏がリア・ノーヴォスチのインタビューで述べた。

以下、その概要。

ロシアのシリアにおける空爆はピンポイントであり、ISを標的としたもの - Sputnik 日本
国防省:ロシアのシリアにおける空爆はピンポイントであり、ISを標的としたもの
「シリア・イラク情勢だが、ロシア、米国、欧州がシリアとイラクをISの脅威から解放するために協力することが死活的に重要だ。ISのテロの脅威はシリアとイラクをはるかに超えて、全世界にとって、我々の文明全体にとっての致命的な問題になっている。

軍事的手段を使わないでこの脅威を退けることが可能か?可能なら嬉しい限りだが、遺憾ながら軍事的解決にかわる解決策はもはや存在しない。そんな状況でプーチン大統領の決断やシリアにおけるロシアの行動をどうして非難できようか。

ロシアがシリアのアサド大統領を支援しているといって非難する人は、政治的優先順位を正しくつけ直すべきだ。アサド氏が政権にとどまっていることの是非などは後回しでいい。これはそう重大な問題ではない。あらゆる国、あらゆる国民にとって、また世界の安定にとって、いま最大の、真の脅威は、ISであり、カリフ国家樹立の脅威だ。その危険は中東をはるかに超えて、全世界で現実的なものとなっている。」

プーチン大統領は第70回国連総会で演説し、国際社会に対し、イスラム諸国の参加のもと、幅広い国際対テロ連合を形成することを呼びかけた。またプーチン大統領は、ロシアと米国がシリアにおけるテロ対策について話し合いを続け、常設の行動調整メカニズムを作ることを提案した。

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