南北朝鮮、離散家族の再会事業で歩み寄り

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1950-1953 年の朝鮮戦争で引き裂かれた離散家族の再会事業の第2弾が今日、北朝鮮の金剛山(クムガンサン)で始まった。26日までの実施。韓国からは250人の高齢者が集まった。朝鮮中央通信によれば、北朝鮮在住者は韓国在住の親類に対し、朝鮮型社会主義のもとで幸せで豊かな生活を送っている、と物語っている。なお、再会事業の第1弾は同じ金剛山で、先週木曜まで行われた。

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離散家族再会事業の実施については先に南北のハイレベル交渉で合意が達成された。2000年に実施された南北サミット以後、両者は19回にわたり再会イベントを組織し、半世紀ぶりの家族再会を実現させてきた。この間再会の機会にめぐまれたのは2万人とされる。韓国在住者の6万8000人が北朝鮮側に親族を持ち、多くが1953年以降、再会できていない。朝鮮戦争は停戦合意によって停止しているだけで、平和条約によって終結しているわけではない。正式には北朝鮮と韓国は今なお戦争状態なのである。南北に別れ住む家族同士、行き来することも、手紙を交換することも、電話で話すことも、インターネットで通信することもできないのが現状だ。離散家族の再会イベントが最後に行われたのは2014年2月だった。

国連のパン・ギムン事務総長は、北朝鮮がこうしたイベントを実施していることを歓迎し、イベントが定期的に行われることへの期待感を示した。事務総長によれば、こうした人道措置は政治や安全保障とは別問題として定期的に実施されなければならない。

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